「格安LCCのはずなのに、気づいたら手数料だらけで全然安くなかった…」という経験はありませんか?
LCC(格安航空会社)は確かに航空券の基本料金は安い。でも手荷物料金・座席指定料・決済手数料が加わると、気づけばFSC(従来型航空会社)と変わらない金額になっていることも珍しくありません。
この記事では、LCCをさらに安く予約するための実践的な裏技を7つ紹介します。知っているだけで数千円〜数万円の差が生まれる方法ばかりです。
LCCの航空券が安くなる基本の仕組み
裏技を使う前に、そもそもLCCの価格がどう決まるかを理解しておきましょう。仕組みを知ることで、どのタイミングで・どう動けばいいかが自然とわかるようになります。
航空券の価格は「需要」と「供給」で決まる
航空券の価格は、同じ路線・同じ日程でも刻々と変化します。これは「ダイナミックプライシング」と呼ばれる仕組みで、以下の要素が複合的に価格を決定しています。
- 残席数:席が埋まるほど価格が上がる。残り少ないと一気に高騰
- 出発までの期間:直前は高くなる傾向があるが、逆に売れ残り席が出ると下がる場合も
- 曜日・時間帯:人気の時間帯(金曜夜・連休前後)は高い
- 競合他社の動向:同路線に競合が増えると価格競争で下がることがある
つまり、航空券に「正しい価格」はなく、タイミングと方法次第で同じ席でも数倍の価格差が生まれます。これが裏技が有効な理由です。
なぜ裏技を使うとさらに安くなるのか?
LCC各社は「安く見せて後から加算する」という収益モデルをとっています。広告で表示される価格はあくまで最低価格であり、実際の購入時には各種オプション・手数料が追加されます。
裏技の本質は「追加コストを最小化すること」と「最安値が出るタイミングを狙うこと」の2点に集約されます。この2つを意識するだけで、支払い総額を大幅に下げることができます。
LCCを最安値で買うための裏技7選
【裏技1】航空券の予約は出発の6〜8週間前が狙い目
「早く予約するほど安い」というのはLCCでは必ずしも正しくありません。LCCの価格は出発の6〜8週間前(約1.5〜2ヶ月前)に最安値になるケースが多いというデータがあります。
価格の動きを時系列で見ると、大まかに以下のパターンになります。
| 出発までの期間 | 価格の傾向 |
|---|---|
| 3ヶ月以上前 | やや高め(早期販売価格) |
| 6〜8週間前 | 最安値帯になりやすい |
| 2〜3週間前 | 上昇傾向(席が埋まり始める) |
| 1週間前以内 | 高騰または売れ残りで急落 |
旅行の計画が決まったら、すぐに予約するのではなくまずは価格をウォッチし、6〜8週間前のタイミングで購入するのが基本戦略です。スカイスキャナーの「料金アラート」機能を使うと、価格が下がったときに自動で通知が届くため便利です。
【裏技2】各社のセール情報をいち早く掴んで争奪戦に勝つ方法
LCC各社は定期的に「セール」や「タイムセール」を開催しており、通常価格の半額以下になることも珍しくありません。しかし人気路線・人気日程から先着順に埋まるため、情報を早く掴むことが重要です。
セール情報をいち早く入手する方法はこちらです。
- 公式メルマガに登録:Peach・Jetstarなど各社の公式メルマガはセール案内が最速で届く
- 公式SNSをフォロー:X(旧Twitter)のLCC公式アカウントはセール前日〜当日に告知することが多い
- 航空券比較サイトのアラート設定:Googleフライトやスカイスキャナーで特定路線の価格アラートをオンにする
セール開始は平日の午前中が多い傾向があります。昼休みや夕方に気づいた頃には売り切れていることも多いため、通知設定を必ずオンにしておくのがポイントです。
【裏技3】比較サイトの高度な検索機能で隠れた最安値を見つける
行き先と日程が多少柔軟に変えられるなら、比較サイトの高度な検索機能を活用することで、通常検索では見えない格安便が見つかります。
おすすめの検索テクニックはこちらです。
- Googleフライトの「日付グリッド表示」:前後の日程を一覧で比較できる。1日ずらすだけで数千円安くなることがある
- スカイスキャナーの「最安月検索」:「今月でいちばん安い日」を自動でピックアップしてくれる
- 「どこでも」検索:スカイスキャナーで出発地だけ入力して行先を「どこでも」にすると、現在最も安い路線が一覧で表示される
特に旅先が「国内ならどこでもいい」という方には「どこでも検索」が革命的に便利です。格安便から旅先を決める逆転の発想(裏技5でも解説)につながります。
【裏技4】シークレットモードを使って価格上昇をリセットする
航空券や比較サイトを何度も検索していると、cookieによってサイト側に「この人は買う気がある」と判断され、価格が上昇する場合があります。これを防ぐのがブラウザのシークレットモード(プライベートブラウズ)の活用です。
- Chrome:右上の「︙」→「新しいシークレットウィンドウ」(Ctrl+Shift+N)
- Safari:「ファイル」→「新規プライベートウィンドウ」
- Firefox:「新しいプライベートウィンドウ」
ただし、シークレットモードで必ず安くなるわけではありません。あくまで「cookieによる価格上昇を防ぐ」という効果であり、元々の価格が変わるわけではないことを理解したうえで使いましょう。検索のたびにシークレットモードで行うのを習慣にするだけで、余計な価格上昇を避けられます。
【裏技5】目的地からではなく「安いチケット」から旅先を決める逆転の発想
「どこかに旅行したいけど行き先は決まっていない」という場合に最も節約できるのが、先に最安値のチケットを見つけてから旅先を決める逆転の発想です。
手順はこちらです。
- スカイスキャナーを開き、行先に「どこでも」を入力
- 出発地・旅行日程(1泊2日・2泊3日など)を入力して検索
- 安い順に並べ替えて、予算内の路線を選ぶ
- 行先が決まったら、その目的地でのプランを組む
この方法で見つかった路線は通常検索の半分以下の価格になることも。「旅行=行き先ありき」という固定観念を外すと、年に何度も旅行できるほどコストを抑えられます。
【裏技6】予約確定前にチェック!不要な追加オプションを外して節約

LCCの最大の落とし穴が、予約フローの途中でこっそり追加されるオプション料金です。デフォルトでチェックが入っていたり、「おすすめ」として表示されることが多く、気づかずに進むと大幅に割高になります。
予約時に必ず確認すべき追加オプションの例です。
| オプション名 | 目安金額 | 判断基準 |
|---|---|---|
| 受託手荷物(預け荷物) | 1,000〜3,000円/区間 | 機内持ち込みサイズに収まるなら不要 |
| 座席指定 | 500〜2,000円/区間 | 「ランダム座席」でOKなら不要 |
| 旅行保険 | 800〜2,000円 | クレカ付帯保険で代替できる場合は不要 |
| 食事・ドリンク | 500〜1,500円 | 短距離なら空港・機内購入より安くなることも |
| 優先搭乗 | 500〜1,000円 | 荷物が多い場合のみ検討 |
特に「受託手荷物は事前購入が必ず安い」という点は覚えておきましょう。空港カウンターで当日追加すると2〜3倍の料金になる場合があります。持っていく荷物の量に合わせて、事前に必要なオプションだけ選択するのが最適解です。
【裏技7】支払手数料が無料になる決済方法を選択する
LCCの最終的な支払い画面で見落としがちなのが「決済手数料」です。クレジットカードの種類によっては、1区間あたり数百円〜1,000円程度の手数料が加算されます。往復・複数人分になると数千円の差になることもあります。
手数料を0円にする方法はこちらです。
- 各LCC指定の「手数料無料カード」を使う:JetstarはJCBカード、PeachはVISAデビットなど、手数料無料になる決済方法を各社が指定している
- コンビニ払い・Pay払いを活用:一部LCCではコンビニ払いやPayPayが手数料無料になるケースがある
- PayPay・楽天ペイ等のQRコード決済:一部のLCC予約サイトで手数料が発生しない場合がある
手数料無料の決済方法は各社・時期によって変わります。予約前に公式サイトの「お支払い方法」のページを必ず確認してから決済方法を選択しましょう。
LCCの裏技を使う前に知っておきたい注意点
裏技でお得に予約できても、LCC特有のルールを知らないと当日に痛い目を見ることがあります。以下の注意点は必ず頭に入れておいてください。
手荷物の重量やサイズの制限が厳しい
LCCは手荷物の重量・サイズ制限がFSCより厳しく、超過した場合の追加料金も高額です。機内持ち込みの場合、多くのLCCでは7kg以内・3辺合計115cm以内が基準ですが、航空会社によって異なります。
- 空港での手荷物超過料金は事前購入の2〜3倍になることが多い
- スーツケースのサイズは「外寸」で測られることが多く、キャスター・ハンドルも含まれる
- 複数のキャリーオンを機内に持ち込もうとすると強制的に預け荷物扱いになる場合がある
旅行前に荷物の重量を自宅で計測し、必要であれば事前に受託手荷物を追加購入しておきましょう。
予約の変更やキャンセルは原則できない
LCCの格安チケットは多くの場合「変更・キャンセル不可」です。日程が変わると別途購入が必要になり、安さが帳消しになります。
- 変更・キャンセル可能なオプション(フレックスチケットなど)は基本料金より高額
- 旅行保険(クレカ付帯のものも含む)の補償範囲を事前に確認しておく
- 出発72時間前以降はキャンセル料が100%になるケースが多い
日程変更の可能性がある旅行では、LCCの格安チケットより変更可能なFSCのセール便の方がトータルコストが安くなる場合もあります。旅行の確度を考えてから予約しましょう。
乗り継ぎ時間は十分に確保する必要がある
LCCは定刻通りに飛ばないことも少なくありません。乗り継ぎがある場合、別々に予約したLCCの乗り継ぎ時間が短いと、前便の遅延でそのまま乗り遅れても補償されません。
- 同一の予約内での乗り継ぎなら保護されるが、別予約の組み合わせは自己責任
- 国際線乗り継ぎは入国審査・荷物受け取りの時間を含め最低3時間以上確保が安全
- 「格安+格安」の組み合わせより「格安+新幹線」などの代替手段も検討する
LCCの格安予約に関するよくある質問
航空券が一番安くなる曜日は本当にありますか?
一般的に火曜日・水曜日は需要が低いため価格が下がりやすいと言われています。特に乗客が少ない火曜発・水曜発の便は週末と比べて数千円安くなることが多いです。ただしこれは絶対的な法則ではなく、路線・時期・残席状況によって変わります。旅程の日程に柔軟性があれば、Googleフライトの日付グリッドで前後の曜日を比較してみましょう。
LCCのセールはどのくらい前に告知されますか?
LCCのセールは開催の1〜3日前に告知されることが多く、急なものでは当日告知も珍しくありません。セール期間は24〜72時間程度と短いことが多いため、メルマガ登録とSNSフォローで素早く情報をキャッチする体制を作っておくことが大切です。また、GW・お盆・年末年始などの繁忙期路線はセール対象外になるケースも多いので注意してください。
シークレットモードで検索すると必ず安くなりますか?
必ずしも安くなるわけではありません。シークレットモードの効果は「cookieをリセットすることで、過去の検索履歴による価格上昇を防ぐ」というものです。元の価格は変わりません。ただし、価格が上昇してしまった後にシークレットモードで再検索すると、上昇前の価格に戻るケースが報告されています。「必ず効く」わけではありませんが、試す価値はあります。
まとめ
LCCをさらに安く予約するための裏技7選をまとめます。
- 裏技1:予約は出発の6〜8週間前が最安値帯になりやすい
- 裏技2:メルマガ・SNS・比較サイトのアラートでセール情報を最速でキャッチ
- 裏技3:Googleフライト・スカイスキャナーの高度な検索で日程・路線の柔軟比較
- 裏技4:シークレットモードでcookieによる価格上昇をリセット
- 裏技5:「どこでも検索」で安いチケットから旅先を決める逆転発想
- 裏技6:不要なオプション(手荷物・座席指定・保険)を外す。手荷物は事前購入が必須
- 裏技7:手数料無料の決済方法を公式サイトで確認してから購入
これら7つを組み合わせれば、同じ路線でも通常より3割〜半額近く安くなることも珍しくありません。次の旅行予約からぜひ実践してみてください。ANAマイルについての記事はこちら。


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